暑い季節には、キーンと冷えたアイスティーがさっぱりとして美味しいですよね♪
紅茶をいれてしばらくすると、紅茶の色が白く濁ってきたという経験はありませんか?
これは「クリームダウン」といって、温度が下がることで紅茶の中に含まれているタンニンとカフェインが結合して起こる現象です。
クリームダウンを発生させずに紅茶をうまく冷やすには、タンニンの量がキーポイント。
タンニンは茶葉が熱湯に長くさらされることで多く出てきますので、ホットティーをいれるときよりも茶葉を多くして短時間で紅茶を抽出するようにするのがコツです。
それでは、基本のアイスティーのレシピを紹介します。
レシピ(アイスティー用のグラス2杯分)
茶葉 6g
熱湯 300g
氷 130g
アイスティーの作り方
① ポットに茶葉を入れて湯を注ぎ、蓋をして蒸らす。蒸らし時間はホットティーよりも短い2分にする。
② 大きめのティーポットに氷を入れて、蒸らし終わった紅茶を茶こしを通して一気に移し入れる。
③ マドラーなどを使って氷が全部溶けるまで優しくかき混ぜる。
④ 適量の氷をグラスに入れて、紅茶を注ぎ、軽くかき混ぜて完成。
アイスティーは、他にも水出しで作る方法もあります。
水出しで作る方法は簡単で美味しくいれることができますが、茶葉を熱湯で殺菌せずに作るため、使用する茶葉によっては雑菌が繁殖する可能性もあるともいわれています。
水出しで作る方法をすすめられている紅茶であればそのような心配はありませんが、衛生的に安心して作りたいのであれば、上記のような急冷式で作ることをおすすめします。
紅茶の茶葉の中には、タンニンの多いものと少ないものがあります。
中国のキームン紅茶はタンニンが比較的少ないため、クリームダウンが起こりにくい茶葉です。
ですが、紅茶の旨味はタンニンによるところも多いので、紅茶好きにとってはタンニンの少ない紅茶は「物足りない」と感じるかもしれません。
茶葉の種類や分量、保存時間によってクリームダウンが起こるか起こらないかは微妙なところです。
アイスティー作りに何回もチャレンジし、ぜひ自分好みのレシピを見つけてみてくださいね♪